サトー

鋏の研ぎ

バンドカッター

バンドカッター 梱包してあるスチールベルトなどを切る鋏です。厚い刃で刃角は90度に近く、硬いものに負けないよう頑丈にできています。角が細かく欠けてかなりの研ぎ量でした。 金切り鋏 バンドカッターが切れなくなったためこちらを使ったら見事に刃こ...
各種刃物の研ぎ

鉈(ナタ)

「ナタのような切れ味」と言う話を聞くことがあります。鉈は切れないのでしょうか? 頭に「10年以上研いでいない」を付ければ、多少納得できなくもないですが。鉈の刃角は出刃包丁と大差ないですから、きちんと研げば恐ろしいほど切れるのですよ。 平部分...
和包丁の研ぎ

西型菜切り

鋼を薄い軟鉄で挟んだ鍛接構造です。鋼は青紙鋼と思われ非常に硬く粘りがあります。日本鋼なので鋭角に研ぐことができ、切れ味は素晴らしいです。 同じ方の包丁です。結婚するまで料理は全くしたことがなく、やむを得ず最初に買ったのが菜切りだったため今で...
和包丁の研ぎ

中出刃

最悪の赤錆が発生しているのでダメージが大きいです。懸命に研いで表の錆は影響なくなりました。しかし裏は錆の浸食が激しく、これ以上磨いても取り切れません。刃先に錆跡があると刃こぼれのようになるので大きな痕跡のない部分で仕上げなくてはなりません。...
和包丁の研ぎ

舟行包丁

見事に錆びているのと機械研ぎによる形状の乱れを直すのに苦戦しました。「50年も前に買った出刃」とおっしゃっていましたが、拝見すると舟行包丁でした。漁師が船で賄いを作るとき魚も野菜も1本で捌くことで名付けられたものらしく、相出刃より更に薄く細...
偏摩耗

偏摩耗

キッパリとした性格の方なのでしょう。中程から先端にかけて突然直線的に研いでありますね。 今回は同じ持ち主の包丁です。写真をよく見ると持ち主が同じであると納得できます。 三徳包丁 牛刀 厚みのあるガッチリした造りなので、この刃角では切りにくか...
洋包丁の研ぎ

牛刀の偏摩耗

いわゆる「鶴首」状態の変形で、研ぐときに押さえる手の位置が一定のまま各部を研ぐと徐々に進行します。抑えている部分が最も減るわけですが、そのまま全体を研ごうとすると刃元近くは砥石の角に当たるからだと思われます。 同じく鶴首の変形ですが程度は軽...