スウェーデン鋼のステンレスのようです。かなり昔の包丁だと思いますが、刃の部分はほとんど錆びていません。しかし柄の部分は普通の鉄なので激しく錆びています。どうして普通の鉄を溶接したのか不思議です。
かなり貴重な牛刀で以前から頼まれていたこともあり、柄を使えるように修理しました。
洋包丁の柄は修理をお断りしているのですが、中子の強度が残っており両側の木部がそのまま使用できる場合に限りエポキシ樹脂で圧着する方法で修理できることもあります。
洋包丁の柄の交換は特殊なピンが手に入りにくいこと、すでに錆びている部分は水が侵入してあっという間に使えなくなるなど問題がありすぎるためエポキシ樹脂で隙間を塞ぐ以外、事実上修理はできません。
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