鋏を研ぐ職人はほとんど見かけられなくなりました。
しかし使えないまま保管されている裁ち鋏は相当数存在すると見られ、近隣の市からも研ぎ注文があります。仕事で裁縫をしている方は切実に悩んでいるためか、紹介して頂くこともあります。
形見の鋏は錆びてしまっても捨てられず、きれいに復活すると喜んで頂けますね。
保存のためにお渡しするのが錆を防ぎ、次の代まで使用するための紙のケース。チラシなどの厚手のコート紙ですから経費はゼロ。汚れたらご自分で同じように作るだけですから簡単です。
効果は絶大ですよ。鉄の刃物が錆るのは酸素と結び付くことですから、ある程度空気を遮断すれば軽減できる事になります。また、指紋、結露、空中の浮遊物などが直接付かなくなります。
水分が付くと金属や色々な物質がわずかに溶けて、部分的に電池のような状態になるため激しく錆びるのです。
中に収まっているのは大型の有名な裁ち鋏28cm
ネジが反対側から入れてあって、ガタガタ動くのに気にならなかったのでしょうか?
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