分解式キッチン鋏
ステンレス製で大きく開くと分解でき、洗える構造になっています。
魚を裁く際に中骨を切るのだそうです。丈夫で切れ味も確保、滑りにくい刃付けを目指します。
裏を滑らかにしてから最終仕上げに少し粗目の天然伊豫砥を使い、刃先だけ断面の滑らかな凹凸を付けました。
かなり拡大しないと凹凸は見えませんが切る材料が逃げにくくなります。
仕上がり拡大写真
フィンランド製のキッチン鋏
分解できますから裏の研ぎがスムーズにできますね。
複雑な曲線で構成された刃で研ぐのが難しいです。格段の利点があるとは思えないので直線的な刃でも問題ないと思うのですが?
最大に開くと分解できる、なかなか好感の持てるタイプです。
裏は滑らかに研ぎ上げ表は少し粗めの砥石で仕上げて滑りを軽減してあります。ステンレスに適した刃角で薄いビニールから厚手の食材まで切ることができます。
分解したところ
ステンレス製で分解できるタイプ
ご自分で研いだら何も切れなくなったそうで、刃先がツルツルに丸くなっていました。
キッチン鋏の仕上げは裏は滑らかに、表は少し粗めの砥石で滑りにくくしてあります。
片側がギザ刃になっており、これを残したまま切れるようにとの要望でしたので裏側の研ぎ量を大きくして実現しました。
ネジに金属のワッシャーが入っていたのですが擦り切れてネジが閉まらない状態でした。遊びが大きすぎるのでシリコンゴムのワッシャーで直しました。
片側が曲線を描き鈍角な受けになっており、直線側は鋭角な刃が付いています。
「食材のビニール袋などを切りたいが切れ味が悪い」とのお話なので裏を滑らかに磨いてから曲線側は少しだけ鋭角側に、直線側は十分鋭角なので同じ角度で研ぎました。キッチン鋏の仕上げは粗目の天然砥石です。
曲線側のカーブがきついため平らな砥石が使えない部分は手持ちの砥石を使いましたが、見映えはイマイチ・・
でも切れ味はバッチリです。
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