プロの料理人はほぼ毎日包丁を研ぎますが、研ぎのプロではないため包丁の正しい形を保ち続けるのは難しいものです。大きく欠けてしまったり偏摩耗したら、やはり修理に出すのが効果的です。
牛刀34cm
プロ用としても最大級の包丁でスウェーデン鋼製の高級品です。
床に落下させたらしく先端が折れ中央前よりに大きな欠けがあります。通常の研ぎでは手に負えないため廃棄も考えたようですが、勿論修理可能ですから決して捨てないようにお願いします。
削る量がここまで大きいと電動工具が必要ですから、修理後の姿をイメージしてから水で濡らした布を当て、温度上昇を抑えながら少しずつ形を整えていきます。
元のデザインを損なうことなく、最小限の研削量で仕上げました。
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